IT業界もテレワーク導入!実態はどうなっているのか?現状をSEが語る

 

会社の所在地も埼玉県で、従業員数は10名以下のベンチャー企業です。仕事内容はシステムエンジニアです。今年で33歳になり年収は400万ぐらい。

 

通勤には、ドアtoドアで1時間かかり、通勤には公共交通機関(バス・電車)を利用しています。
3月27日にあった外出自粛の要請を機に3月30日より在宅勤務となっています。

 

外出自粛要請が解かれれば、また出社しての勤務に戻ります。

 

今回はそんな状況でテレワークがどう進んでいるのか?お伝えしようと思います。

 

IT業界におけるテレワークでの仕事内容

主に企業が使用する業務アプリケーションのシステム開発・保守をしています。

 

企業より日常の手作業で行っている業務や煩雑となっているデータ(多数あるエクセルファイルなど)をシステム化したいと依頼を受け、要件定義からリリース・保守まで受けています。

 

また、システム開発をした場合は、システムを運用していると改善点や新たな要望が生まれ、エンハンス(システム改修)の仕事をいただけることがあります。

 

その他、下請けとして一部分の設計・製造を請け負って作業をすることがあります。

 

システムの要件を詰める段階の要件定義では、企業の実現したいこと・困っていることをより具体的に把握するために企業の担当者にヒアリングを実施し、理解を深めていきます。

 

そのため、要件・仕様を詰めていくときには、対面で行うことが多いです。

 

要件が決まると次は設計フェーズになり、システムを製造する上での設計書を作成します。

 

要件が決まっていれば、パソコンで設計書を作成し必要に応じて、企業へ対面で設計書の内容を説明します。

 

設計書が作成されると、次は実際に動かせるシステムを開発する製造フェーズになります。

 

製造フェーズでは、案件ごとに適した開発ツールを使用してプログラミングを行い、設計書に基づいた画面を製造します。

 

製造が完了した後は、画面が設計書通りに動作しているかテスト仕様書を作成し、エビデンスを取りながらテストを行います。

設計フェーズ以降は確認事項があればメール・電話・チャットツールなどを使用してコミュニケーションをとり進められます。

 

テレワークをするまでの流れと導入の経緯

出張先から社内の端末につなげられるように環境は用意されていました。

 

しかし同じ事業所内にいた方がコミュニケーションがとりやすく、お客様のシステムへ接続できる環境があるなどのメリットがあったため、今回テレワークに切り替えるまで、社員からテレワークが良いという話はありませんでした。

 

そのため、今回の新型コロナウィルスの影響がある前は出張等がなければ事業所に全員出社し業務をしていました。

 

新型コロナウィルスの感染者が全国的に増えてきて、オリンピックの中止が決定したあたりから社長よりテレワークが行えるような準備を各自が行うように指示を受けました。

 

指示を受けた後は、各自がテレワークが本当にできるか業務を整理し、各自の業務を整理して、自分の使用するパソコンなどシステム環境を整えました。

 

その後メンバーで集まり、お互いに業務に支障がでないことを確認し合い、連絡手段、電子ファイルの受け渡し方法、勤怠のつけ方、当日の予定や進捗を定刻に行うなどのルール決めを行いました。

 

その後、東京を始めとする首都圏で外出自粛や在宅勤務などの要請があったことと、社員の多くは公共交通機関を使用して出社しており、社員の誰かが新型コロナウィルスに感染した場合は、全員出社できなくなるだけでなく、家族にも感染させてしまう危険性があり、3月27日に基本的には在宅勤務を行うように決まりました。

 

ただし、例外としてお客様先への接続が必要な場合は、事業所に出社し、お客様先での打ち合わせが必要になった場合は、お客様先へ訪問することになりました。

 

テレワークを導入して感じたメリットとデメリット

メリットは、通勤時間がないことが大きいです。片道1時間のため、自由に使う時間が1日あたり2時間増えました。

 

その時間を活用して、平日は手伝うことができなかった洗濯や子供の世話を手伝うようにしたり、家族との時間に使っています。

 

また現在だけですが、通勤がなくなったことで新型コロナウィルス感染のリスクを下げることができ、自分が感染源となって、家族へうつしてしまう不安がなくなりました。

 

テレワーク前は、マスクが少なくなっていたため、どうやってマスクを手に入れるか考えていましたが、外に出る機会が減ったことで、マスクの必要回数が減ったため、マスク購入に対してのストレスもなくなりました。

 

テレワーク前は、業務中に仕事の話から雑談まで話かけられることがありましたが、一人で仕事をしている分、仕事に集中しやすい環境であると思います。

 

デメリットとしては、今まで平日は仕事に行くための外出だけであったため、通勤がなくなったことで外出することの機会がなくなりました。

 

また、通勤だけが運動であったため、運動をしなくなりました。

 

そのため、通勤時間の分で散歩するなどの改善が必要であると考えていますが、まだ実行できていません。

まだテレワークを始めたばかりなので判明していませんが、自宅で仕事をするときは、自分の部屋で一人で作業しているため、光熱費が上がっていると思います。

その他、週末にまとめ買いをしていますが、購入する量も昼食分増えています。

一人で仕事をしているため、人と話す機会が少なくなり、対面でのコミュニケーションをする機会が減りました。

大変なところとしては、家事や育児の手伝いをする時間を増やしましたが、昼食を家で食べることになったので、妻の昼食を作る負担が増えました。

 

在宅テレワークをして仕事をするコツは?

通勤時間で増えた自由の時間を何に使うか考えると楽しめると思います。

 

ある日は家事・育児の時間としたり、またある日は家族と一緒にテレビを見る時間にしたりなど、テレワークでできた自由な時間を有効活用すると楽しく時間を使っていけると思います。

 

幸い、私の家族はネット配信含めテレビを見ることが好きなため、一緒にテレビを見て過ごす時間が多くなりました。

 

今は新型コロナウィルスや景気後退など不安な情報を目に耳にすることが多いですが、バラエティ番組も放送してくれておりますので、しっかり笑える時間も作れています。

 

また、昼休みは睡眠をとるのが日課で、今まで机で寝たりしていましたが、食後の昼寝を20分程度、自分の布団でして昼休みを有意義に使っています。

 

テレワークでしかできない、普段できないことをすることが楽しむコツだと思います。

 

今後の仕事の方針は、外出自粛が解かれるまではテレワークが続きますが、外出自粛が解かれれば、社員同士で一度集まり、相談の上、事務所に出社する時期を決めることになっています。

 

今回のテレワークで、事務所に居なくてもある程度の仕事ができることが分かりましたが、今までテレワークにした方が良いという話が社員間で出なかったことは、馴れもあったと思いますが、
対面でコミュニケーションをとって業務する方が円滑に業務出来るメリットが大きいのだと思います。

 

今後は出社しての業務とテレワークでの業務、それぞれの良いところを上手く活用して業務を行っていければよいと考えています。


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