建築業界の設計部門はテレワークでも、サボりもなく成果も変わらなかった

住まいは、日本千葉です。年齢は40台前半です。家族構成は私と妻の二人です。

 

年収は700万~800万円です。現在の仕事は、一級建築士(管理建築士)として建築設計事務所を営んでいます。

 

主に、住宅設計、店舗設計、工場設計を担当しております。

省エネや各行政のCASBEE環境計画書等の環境に関する計算や届出作業も行っています。今回は当社におけるテレワークの実態について詳しく書いてみようと思います。

 

【 一日の流れとスケジュール 】

 

・AM7:00起床
・AM7:30ラジオ体操
・AM7:45朝食
・AM8:00テレビ、ラジオで情報入手
・AM9:00先方からのメールチェック
・AM9:30実務作業開始
・AM10:45小休憩
・AM11:00作業開始
・AM12:30昼休憩
・PM1:30午後作業開始
・PM3:30小休憩
・PM3:45作業開始
・PM6:00作業終了

 

代替一日の流れはこのようになっています。2時間おきに小休止を15分とり実質作業時間は8時間程度です。

 

テレワーク導入時に用意したもの

事務所用とは別に各社員にテレワーク用のパソコン・大型モニター×2枚を提供しています。
WEBカメラもすべてのモニターに設置しております。

デスク、チェアー、連絡用の会社名義の携帯電話も各社員に提供しています。

また主に、Slack,ZOOMで会議を行っているので、ヘッドフォンとマイクも支給しています。

また必要に応じてA3大型プリンターや仕事用カメラも配布しています。

会社用サーバーにアクセスする必要がありますので、インターネットが遅い社員に対しては無制限の高速モバイルWIFを提供しています。

また、マウスや、キーボードに関しては、社員の好みが異なっていますので、個々で購入してもらって後から請求してもらう形をとっています。

 

テレワークを導入した感じたメリット・デメリット

テレワークのメリットはやはり通勤時間がないため、時間を有効に活用することができることです。

 

以前は私も他会社に勤めていた時、通勤に片道1時間半の合計3時間を電車に費やしてきました。

 

電車の中でも書籍や雑誌を読んで情報を入手することに時間を費やすことができていましたが、玄関がありやはり通勤時間は無駄です。

 

テレワークになってからは時間にゆとりもでき、余裕をもって仕事を開始することができるようになりました。

 

また仕事が終わった後もすぐに家族のために時間を用いることができるので、家族間のコミュニケーションを増やすという観点からもテレワークは有益です。

デメリットとしては、仕事とプライベートとのメリハリをつけにくいことです。作業時間が終わっていても、電話やメールがくるとついつい返答してしまい、仕事時間がズルズルと伸びてしまいます。

 

もちろん作業時間外のメールや電話は無視すればよいのでしょうが、どうしても気になってしまい、結果残業をすることになっています。

 

この点に関しては作業時間が終わったら電話の電源を切る等の対策を思い切ってしなければいけないなと思っているところです。

 

あとは電気代がかなり高くなったこともテレワークのデメリットです。

 

一日中エアコンをつけっぱなしですし、PCと二枚のモニターもフル稼働しています。

 

以前は日中ほぼ家におりませんでしたので電気代も非常に少なかったですが、テレワークに移行してから生じた出費です。

 

テレワーク導入でもサボりもノルマ違反もなかった

弊社では様々な仕事のスタイルを認めております。

 

ある人は週4日勤務、他の人は海外からのリモート作業、またある人は夕方から夜にかけて作業等、ある程度社員の自主性と管理能力を信じて任せてきました。

ですので今回のコロナウィルスの問題が発生する前から、弊社ではテレワークも仕事方法の一つとして認めておりました。

 

もちろん前提として一人で作業できる能力を身に着けてからという条件付きです。

 

5年ぐらい前からテレワークでの作業を浸透させてきました。

 

その理由としては、通勤時間が無駄であることや、人間関係の不要なトラブルをさけるために、できるだけ社員に気持ちよく作業をしてもらいたいと思ったからです。

 

今では社員の半分は去年までの時点でテレワークで作業を行なっておりました。そしてコロナウィルスの問題が生じてからは、ほぼ100%の社員がテレワークでの作業となりました。

 

当初はさぼるものが出てくるのではないかという不安もありました

 

また社員たち自身からも「家で集中して作業ができるのだろうか?」と心配してる声も確かにありました。

 

しかしテレワークを実践している弊社の社員たちは、自分でスケジュールを立て、完璧にノルマを達成しています。

 

結果として成果は今までとほぼ変わらないと感じております。

 

またお互いの情報交換も問題なくできております。

 

そして各社員の仕事の進捗状況とかもすべての社員が参照し確認できるようシステムを作り、チームでの打ち合わせなども問題なく進行できるよう体制を整えています。

 

建築業界はデスクワークも多くテレワークに向いている

私は現在は建築業界におります。建築業界でも、はじめからデスクワークが多いと言われている設計関係です。

仕事では個人での作業も多いですが、チームでやらなければいけない物件もあります。

仕事ではZOOMの会議システムを用いることによって、あたかも会議室にいるかのうように円滑にコミュニケーションを取ることができております。

 

顧客の会社もほどんとZOOMを初めてとするビデオ会議が導入しておりますので、ほぼ対面することなく商談、打ち合わせ等は出来ております。

もちろん役所に打ち合わせに行ったり、書類を提出しに行かなければならない時もありますが、最近は役所も郵送で提出可能になってきました。

まだ田舎では直接窓口の持ってきなさいという時代錯誤の対応をする職員もありますが・・。

ですので、建築分野の設計業務に関しては、これからコロナウィルスが収まった後もテレワークが浸透していくのではないかと考えております。

海外と比較しても日本は家族と過ごす時間が極端に少ないです。

 

家族とじっくり会話する時間も週に数時間しかないという状況です。これでは今後起こるであろう様々な状況に対抗できないと思います。

 

また今後、いつコロナウィルスのような問題が再び生じるかもわかりません。もちろん会社じゃないとやる気がでないという社員もいると思います。

 

ですので、今後は会社に出社する社員とテレワークによって作業する社員が混在していくのでないかと考えています。


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