ビル関係の不動産管理の仕事が緊急テレワーク化をしてどう変わったか?

兵庫県在住の43歳の会社員です。不動産関係の会社に勤務しています。管理している大型建物の設備機器の運転管理をしています。

 

私の部隊のメンバ-が、順に管理している建物に事務所を構えて、その建物の運転管理の業務、空調運転、インフラ関連の維持メンテナンス等をしています。

 

家族 妻、子供二人(中高生) で子供は家にいます。

年収は750万円ほどです。

 

【 テレワーク中の仕事のスケジュール 】

 

ビルの管理、特に運転管理というものは週間単位で回っています

部隊のメンバ-は、現地での点検業務があるときは、該当建物の所に詰めて、それ以外は自宅での在宅勤務になっています。事務所で行う報告書作成を自宅で実施しています。

 

彼らの報告書を回収し、部としての報告をまとめて、同時に個別の指示を出すのが私のメイン業務になります。

 

それと、週に一回金曜日に業務進捗会議が開かれてそれに参加し、社長に報告をします。同時に同じく週に一回月曜日に、私の部のメンバ-15人が集まって情報交換会をしています。

まとめると、月曜日 情報交換会議(ネット会議)、火曜日から木曜日 自宅で資料つくり、金曜日業務進捗会議(ネット会議) という形で流れています。

 

通勤時間を減らすために以前から在宅の話はでていた

 

4月上旬に7日、東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に新型コロナウイルス対策での特別措置法に基づく「緊急事態宣言」を発令されました。

 

首相の行った会見で、対象地域に所在する企業などに、可能な限りリモートワークを実施するよう要請がありました。

 

狙いは人的な接触を7割、極力8割に近づけることで、新型コロナウイルスの感染拡大ペースに歯止めをかけるというものでした。我々のような大阪の都心淀屋橋に本社を構える、いわゆるサラリ-マンのオフィス業務や通勤時などの人的な接触の機会を少なくするのが狙いでした。

それらの動きに先立つこと、昨年度からリモートワークの導入の検討を進めていた我々の会社では、試行期間を経て、リモートワーク本番ということで進めるつもりでした。

 

我々の会社の狙いは、通勤の為に会社に長い時間をかけて電車に揺られて、会社にたどり着き、そこから業務用車両を走らせて、遠い遠隔地に出向くという無駄の多い勤務スタイルを変える為でした。

 

極端な例は、通勤に1時間半、会社から現場まで1時間半という事例が5.6人の勤務者で起きており、8時間の勤務時間の半分近くが移動のために使われていることが判明いたしました。

 

その為に、現場で出来ることは現場で完結し、本社での集まっての会議は、スカイプを使ってのテレビ会議方式を積極的に導入するように準備を進めていました。

 

テレワークにあたり会社側で準備したもの

 

会社側においては、一つの会議室をテレビ会議用の専用のものに改装しました。

 

最初にカメラをセッティングして、参加者が全員うつるように調整して映像が適正な喪になるように2台を購入しました。

 

また音声を正確に拾うように、広角のマイクを用意いたしました。

 

結局、マイクも3台購入して、会議室の中で3か所に設営しました。

現場側においては、ヘッドセットが必需品でした。とくにテレワークで、管理職が部下と情報共有したり指示を出すのには、必須であるということがわかったので買い足しました。

 

顔を見て話すテレビ会議の情報量は圧倒的です。そんな場合に、PCにマイクやスピーカーがついていないと聞き取りにくいことが多数発生して会議が成立しないことがありました。

 

TVでは、専門家が素晴らしい環境を整えているから、うまくいくのだと思います。ふつうは、ああはいかないと思います。

 

特に、私の会社でも、建物管理のコールセンター業務をしていますが、それを自宅で行う場合はヘッドセットがなければ仕事になりません。

それと、すべてではないですが、用意したのはWEBカメラです。PCについているものは、解像度がイマイチなのと指向性が低いからです。

 

導入後に感じたメリット・デメリット

4月に日本中に向けて首相からだされた「緊急事態宣言」は、新型コロナウイルス対策での特別措置法に基づくもので、欧米のように罰則はないものの、実質は強制力のあるものでした。

 

その為、日本中の企業は、リモートワークの適正、不適正関係なしに「しろ」ということで、リモートワークを導入することになりました。

 

以前からシステムは作っていたもののココまで早いペースでの導入は社内に混乱を招きました。

 

我々のようなビル管理の不動産関係の会社においても、急な「天の声」ということでテレワ-クを、不十分なままで見切り発信することになりました。

 

我々の会社は、役務提供型の企業です。

 

基本的に、モノを作ったり、対象物を清掃したりするのが本業で、会社にいて事務所内にて進める業務ではないので、いきなりで困ってしまいました。

 

現在も、少しずつ方法を手直しして進めていますが、この時点で感じているメリットは、時間の節約が大きく進んだということです。

 

今まで電車に揺られて、明石とか滋賀の郊外から電車で2時間近くかかって通ってた人間が、その時間を業務にあてることが出来るようになったことが一番大きいです。

 

そのため結果的ではありますが、社員全体の時間外時間が3割減となりました。今で、管理者が口酸っぱく、「残業を減らせ」と言っていたことが、皮肉なことにいとも簡単に示現したのでした。

 

逆にデメリットして浮き彫りになったのは、テレビ会議では、慣れるまで形が重要視されて、本音のところは語りにくいということがわかりました。

 

会話というものが、相手の顔を見て話すということだけではなく、その人を取り巻く環境もその人の体に向けて行われるということを痛感することが多いです。

 

2週に一回も各人が顔を合わせたときに「あの時の会議の意味は・・・」というやり取りがあちこちで続出しているからです。

コロナで不動産の仕事のテレワークが進むのか?

会社の事務所で、他の社員と一緒にいないと進められない業務というのは、意外と少ないということが、今回のコロナウイルス騒ぎで始まった強制テレワ-ク着手でよくわかりました。

 

また、同じ不動産でもテレワ-クに向いている職種とそうでない職種があることが判明しました。

 

今後、我々のような役務提供が主業務の会社では、求められている現場、業務を実際におこなう場所と自宅との往復が基本で進めて、都度の報告、巻絡、相談はテレワ-クで対応するのが、主流になるかと思います。

また社員の3割程度の内勤社員、いわゆる総務、経理、資材等の外に出て行かず、会社に朝出勤して夕方まで勤務して、帰宅する社員においては、週に5日のうち、2日ほど勤務して、3日はネット環境を整えた自宅の執務室で仕事を進めるのが基本の形に移行していくと思われます。

 

すべて自宅勤務しないのは、自宅での仕事中に第三者がかかわってきたり、同僚の目がないとかの理由で、メリハリがつきにくくなるからです。

 

そのために、作業効率が会社で同じ業務をしていた時よりも、著しく落ちているのに是正が出来ないということが起きたからです。

今後、就活活動においては、このようなテレワークにおいても、きちんと対応できて、しかるべきアウトプットを出せる人材であることが望まれます。

 

その為学生時代に企業等の依頼を受けて、そういうことの経験があれば有利に働くと思われます。

 

何かの課題を受けて、ネットでやり取りをして、完了まで対応したというようなことも一つの事例でしょう。


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