中小総合商社のテレワーク化はどうなってる?20代の事務職が感じた現場の様子

静岡県在住、20代の女です。結婚して半年の夫と、3LDKマンションで2人暮らしをしております。

勤め先は地元中小企業の総合商社で、事務の仕事をしております。

 

正社員雇用で、勤続年数5年、現在の年収は約300万円です。役職はついておりません。

後ほど詳細を書きますが、訳があり在宅でテレワークをしております。

 

総合商社のテレワークの仕事内容について

わが社の代表的な取扱商品は、工業製品・工業機器・部品・電動工具 等主に製造会社向けの商品を取り扱っております。

 

業務内容は、商流関係では注文の取り纏め、注文(受注)の管理、商品の発注・出荷準備、納期管理等です。

その他、庶務的な業務としては社内資料の作成、商品プレゼン資料の作成・準備、電話やメールでの問い合わせ対応等があります。

基本的には、全て社内ネットワーク環境の使えるパソコンでの業務です。

社内の受注管理システムへ注文の登録をし、システムを使って商品を手配、入荷したら出荷の指示を出す、といった流れです。

納期管理や資料の作成は、office365アプリケーションを使用しています。

officeアカウントは、企業が取得している、社員個々のアカウントを用います。

社員同士のやり取りは、Microsoft Teamsを使います。

通話やチャットをはじめとし、資料の共有やビデオ会議もTeamsで行っております。

Teamsもパソコンでの使用がメインですが、通話時は個人持ちの携帯電話(スマートフォン)を用いることもあります

業務担当者には携帯電話が支給されない為、業務担当者は自身の携帯電話(スマートフォン)にTeamsのアプリケーションをダウンロードして使用しています。

※顧客からの電話は、基本営業担当のところへ掛かってきます。

営業が、取ってきた注文の内容を業務担当者へ連絡し、業務担当者が管理します。

 

テレワーク化までの流れと混乱について

 

テレワークへは、完全に切り替わったわけではなく、事務所移転に伴う一時的なものでした。

現在進行形ですが、新事務所完成までの約半年間が対象となっております。

 

以前の事務所が賃貸だったのですが、賃貸は資産にならない為不動産を購入し、自社所有の事務所を新設する運びとなりました。

 

しかし、諸事情あり、新事務所の完成前に賃貸事務所を退かなくてはいけなくなってしまいました。

 

私の所属は、勤め先企業の支店となり、本社が別で存在します。

 

上記の通り、支店の事務所が移転する際、コロナで仕事を行える場所が一時的に無くなってしまった為、支店員約30人が在宅勤務となりました。

 

なので、本社や他の支店の従業員は、これまで通り、会社の事務所で仕事をしています。

 

はじめは、支店員が一時的に本社勤務をすることも検討されました。

本社と支店の距離は、片道約100kmほどで支店員の居住地からも、通えない場所ではありませんでした。

公共交通機関も不便なく使える土地です。

ですが、一時的(半年間)とはいえ、約30人もの人数が入れるスペースの余裕はありません。

 

そこで、在宅勤務が検討されました。

 

元々、営業担当者はテレワークを推奨されておりテレワークが出来るモバイルアクセサリ類が支給されていた為事務所が無くても問題ないだろう、とされました。

 

もし困っても、本社事務所が稼働している為大体のことは何とかなると判断されました。(例えば印刷関係の問題など)

 

事務担当の在宅勤務は懸念されましたが私が「パソコンさえあれば、Microsoft Teamsで何でもできる」と上司に提案しその提案が通り、テレワーク導入・在宅勤務となりました。

 

商社の仕事をテレワーク化して感じるメリットとデメリット

メリットは、場所を選ばず仕事が出来ることです。

現代は、事務所が無くても、ネットワーク環境さえ整っていれば殆どのことが出来ます。

 

FAXも、プリントアウトせずともデータを入手することが出来ますしやり取りはメールや電話で可能、複数人での打合せも、ビデオ通話等で実現できます。

 

納品書などの伝票も、今はまだ会社のルールで紙媒体を使用しておりますが、私はデータで十分だと思っております。

伝票関係はペーパーレス化できる部分です。

 

テレワークを導入したことで、時間を有効に使えるようになった事も大きなメリットです。

事務所があるということは、清掃や備品管理など「事務所の管理」という業務も発生します。

テレワークではこれらは不要です。

 

デメリットは、監視の目がないことだと思います。

 

事務所での業務は、就業時間内はある意味 拘束されています。

やることがなくても、仕事の待機時間も業務に含まれますし、待機時間中に業務外のことはできません。

それが、テレワークならば待機時間を自分の好きなように使えてしまいます。

メリットとも捉えられますが、業務の合間に私用を挟むというのは業務効率の低下や、業務品質の低下に繋がると考えられます。

 

事務所があることで、身体が強制的に仕事モードに切り替えられていた部分があったようです。

テレワークをする際、集中しやすい場所・作業しやすい場所を自分で選んで仕事すれば良いのですが自発的に”仕事モード”に切り替えるのが、個人的には大変でした。

 

在宅ストレスを楽しくためにしていること

私個人は”拘束されている”方が集中して働けるのですが、今は開き直って家事と両立できてラッキーだと思っております。

仕事と仕事の合間に洗濯機を回せるし、今まで「事務所の掃除」をしていた時間は「自宅の掃除」の時間となりプライベート空間と共同の為、掃除が一石二鳥となりました。

 

私は自宅でテレワークをしておりますが、自分の好きな音楽を流し、好きな飲み物を飲みながら仕事をしているので気持ちも落ち着きます。

 

同僚とは、業務に関するやり取りはあるものの事務所にいた頃のように、同僚の感情に振り回されることもないので、とても平和です(笑)

 

テレワーク導入前、年配の同僚には「手書きの書類には心がこもっている」「万が一データが消えたら大変だから、とりあえず何でもかんでもプリントアウト」といった、古臭い考えの方もいました。

ですがテレワークが導入され、そういった発想は現代の業務には不要であることが証明されました。

 

”在宅で楽しむコツ”とは少し違うかもしれませんが、とにかく自由なので、働き方を工夫することで
時間を有効に使って業務改善も出来るし、プライベートを充実させることもできます。

 

今後の仕事の方針ですが、新事務所が完成すれば私は通常の事務所勤務に戻ると思います。

 

ですが、今回のテレワーク導入をきっかけに、会社の方針は色々と変わりそうです。

 

これまで以上にテレワークを推奨されるであろうことと、”ペーパーレス化”の実現が見えてきました。

 

今、新型コロナウイルスの流行で在宅勤務を余儀なくされている方々も多いかと思います。

 

そんな時も、在宅で今まで通りに仕事を回すことも出来ると分かったのは収穫でした。


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