医療機器メーカの仕事もコロナの影響でテレワーク化!その実態を現場より報告

はじめまして。都内で医療器械を取り扱う会社で営業職として従事しております。

住まいは神奈川県内で、会社が都内にあり、主な営業エリアは埼玉です。

 

弊社は取引先が都内を中心に首都圏、全国とひろがっておりますが、私の所属する都内の営業所では東京、神奈川、埼玉が営業エリアとしてあります。

 

現在年齢は35歳、妻子持ちですが、翌年に住宅購入を検討しており、昨今の新型コロナの影響は、会社もそうですが、私自身の計画にも影響が出ようとしています。

 

【 一日のスケジュール 】

  • 定時勤務時間は9:00~17:00
  • 定期報告としては日に2度、必ず上長へ電話orメールでの連絡を要します。
  • 定期連絡1:9:00の勤務開始に関しましては、各グループ上長へ電話、メールなどで報告。
  • 定期連絡2:17:00~19:00を目安に日の日報と明日の予定(日報ベース)をメールにて送付後、連絡。

 

退勤の報告を兼ねます。

社内オフィスへの入室はスケジュールが予め決められていて、1人が4時間の滞在までとなっています。

 

医療機関のテレワークはどうなっているのか?

 

弊社のような業種は、専門科に対応した医療関係ですので、こういった感染症の蔓延などで会社からの納品物の流れを止めることは難しいかと思われます。

 

病院で取り扱われているところの主な科は“脳神経外科”“循環器科”になりますので、感染リスクが高いからといって、重篤な症状を抱えていらっしゃるクランケを放置、または手術の延期といった対応は難しいのがその理由となるところです。

 

3月中頃から取引先病院への出入りの制限や急を要しない予定症例のキャンセルが相次ぎ、同月前年に比べ、明らかな取引の減少がみられてきました。

 

また、感染症指定病院とされる医療機関も多く、院内の立ち入りを要する業務ですので、感染リスクが社会通念上、懸念される状況になってきた状況を踏まえて、テレワークの導入となりました。

 

営業職ですので、どうしても医師や器械管理の技術者との病院での面談時間は必要となりますので、社内の規定で社内滞在時間の制限と社内フロアでの入室人数に制限をして、3密を防ぎ、対応可能な作業においてはテレワークでの従事となっております。

 

導入時は、現在までに予定していた内容との調整や、定期での社内作業を抱えていた社員がいて、時間調整が課題となりました。

 

また、実績がなかったので、リモートソフトでの事務作業や社内外との連携が実感として無かったので漠然と不安を抱えたままのテレワーク開始となりました。

約1か月が過ぎたころ、ようやく馴染んできて現在に至るところです。

 

テレワーク導入に向けて準備した機材について

必要機材はノートパソコン、ポケットWi-Fi、業務携帯、で今までと違いないものです。

 

但し、リモートソフトで会社のパソコンにアクセスして、社内データの入力、書類作成を行うのでポケットWi-Fiの通信制限が直ぐ上限に達するので、在宅時のパソコン操作が非常に増えました。

 

web会議は未だ行われていないので、音声通話を要する設備は導入していません。

 

在宅時は、自室で作業をしています。

 

幸い、我が家にはプリンターがありますので、書類出力が可能ですが、同僚の中には持ってない者(Wi-Fiを使用していない者もおりました)もいるので、コンビニでのネット印刷を利用している人がいたり、スケジュールに割り当てのあった社内作業時間で補っているようです。

 

子供がいるので、自室での作業時は普段閉めない扉を閉めた状態で仕事しています。

 

導入のメリット

 

  • 専業主婦の妻がいるので食事の時間が割と規則正しく、また暖かな食事をとる事ができます。
  • 休憩時間として、ほぼ1時間ゆっくり休めます。
  • 気分転換がしやすいです。コーヒーを飲む一息の時に、家の中の趣味に少しの時間触れれたりするので。
  • 通勤時間が無いに等しいので、1日の余暇の時間が長く感じます。
  • 文章発信が内外ともに多いので、連絡漏れや、確認動作が減った気がします。

 

みなさん感じていることですが、忙しい中でも時間のやりくりをしてペースをつくれるというメリットが一番大きいです。

 

導入のデメリット

子供が気になって、遊びに来てしまいます。あまりしつこい状況は、対処せざるえないので、少しの間遊んだりします。でも、それも良い息抜きになっているかもしれません。

普段なら無い状況なので。

社内システムからの書類作成において、承認先の相手が在席していないと、自分のタイミングでの仕事の進行が妨げられてしまう事があります。

 

弊社で使用しているシステムの問題ではありますが、契約書や請求書に伴う書類の出力に作業者の権限が必要なので、私のような課員ですと、どうしてもそのような問題に出くわす事になります。

社内代表電話での問い合わせ対応が遅くなるのも、社内で在席していないデメリットに感じられます。

 

あまり頻度が高くない取引先の方はどうしても、代表電話にて対応を望まれている方が多いようです。

テレワーク体制に関しては、社内的にはイレギュラー対応として捕えている節が、大きいです。

 

ですので、昨今の状況下もあり、人事査定や業務内容への評価といったところで、不透明です。

 

 

今後医療メーカの営業はテレワークでどう変わるのか?

 

業界の問題点ではあると思いますが、他社営業マン、担当病院施設関係者、連携が非常に多い業界です。

 

なので、テレワーク体制で起きている連絡の遅れや、連携体制が円滑にならないと、実用的な体制としては難しいと思われます。

 

例えば、ある商談の為に複数の社外の人間にアサインを要する時、一営業マン個人の連絡網では、限られたルートを辿るほかないので、そのルートに行き詰まりが生じたら、前任者や経験者からの他ルートでの進行が必要になります。

 

社内での同席があれば、リアルタイムに進行出来ることもテレワークだと、事前連絡や状況報告を事態の先行きを見据えた行動が必要になり、受け取り側に負荷が掛かるものになります。

 

また、書面でのやり取りも頻繁な業界ですので、作成にあたっての個人の権限の管理が今以上に大変になる事を考えると、弊社のように前向きにテレワークを推進するに躊躇せざる得ないと思います。

それから医療器械メーカーはそれぞれの会社で製品に独自の強みを持ち、開発を行っているので、情報をデジタルにするのも業界的に不向きなように感じます。

現在、これから業界への就職を希望されている方々にテレワークを交えた点でアドバイスを考えるなら、業務の一端の精度に着目しすぎず、全体の流れを把握して、仕事の輪の一部での立ち回りを如何に上手く意識し、円滑に進行出来るかが、今回のような場合では肝ではないでしょうか?

個人向けアプリケーションがこれほど発達している現代ですので、法人向けのアプリケーションに興味を示して、機会があれば実際に操作してみるのもいい経験だと思います。

 

時代に対応しなければ生き残れない厳しい時代になってきましたが何とか乗り切っていきたいです。


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