私は大阪市に住む30歳独身女性で、同棲するパートナーがいて2人で暮らしています。
仕事は旅行会社で契約社員として働いており旅行業界ですでに8年ほど働いており、現在の私の年収は300万円ない程度です。
旅行業界は給料が高くないので月23万円総支給額なので手取りにすると18万円です。
これに残業代が少し追加されるような業界で働いております。
旅行会社でのテレワークの状況
旅行会社の私の部署は、会社が所有するBtoB向けホテル予約システムの電話やメールのサポートをテレワークで行っています。
他の旅行会社が予約したホテル予約の管理ケアを行っています。
キャンセル料の免除交渉や、ホテルへの確認事項、システム使い方、システム上での返金作業など
パソコンでシステムとメール、チャット等を開きお客様(他の旅行会社さん)からの質問、疑問、要望に応えています。
- お客様の名前の変更
- ホテル到着時間の変更
- キャンセル、システムエラー
- 禁煙喫煙の変更
- ホテルへアメニティーの確認
- 現地で徴収される税金(宿泊税・リゾートフィー・州税)が無いかの確認
- クレーム対応
- オーバーブッキング(予約数の方が客室数を上回り宿泊できなくなる)の対応
- 返金できないプランの返金交渉
- ホテルの検索方法
といろいろな作業を電話とメールで行っております。
サポート部署の営業時間は9:30-18:30なので、その間はひっきりなしに電話がかかってきます。
私の部署は私ともう一人のスタッフ2人で回しているので、基本はとても忙しいです。
二人とも電話対応中にさらに電話がかかってくると他の部署の方も電話に出ますが、基本的な操作しか出来ないので自分の対応が終わったら引き継いで処理していく日々を行っています。
時にはホテルに直接電話をして交渉したり、質問したりと電話とシステムがないと話にならない仕事です。
出先でこの電話を受けてしまっても、お客さんの記録も見れないので何もできないです。
テレワーク導入のきっかけと利用した感想
コロナウィルスの感染者かくだいに伴い、会社としてテレワークを行う事を決意、うちの部署でも私ともう一人が同時にコロナにかかってしまっては、このシステムの対応が出来ないという事で交互にテレワークするように指示がはいりました。
片方はオフィス 片方が在宅のスタイルで毎日交代するような指示でした。
自宅にインターネット環境とパソコンがあるかを全員にチェックしないものにはノートパソコンとWIFIの貸し出しを行い誰もが家にネット環境がある状態になりました。
全員分を大変なので3チームに分け、そのチームが交互出勤の際次在宅のチームにパソコンとWIFIを渡し交代で使います。
Aチームのパソコンは 出勤時Cチームへ Bチームのパソコンは 出勤時Aチーム Cチームのパソコンは出勤時Bチームへと 最低限のパソコンで回せるような環境でテレワークが始まりました。
私の部署は2人しかいないのと私が自分のパソコンを持っていたので、相方が会社のパソコンを家に置いておくことでどちらの家にも常にパソコンがあり、急なテレワークにも対応できるようにしました。
また、会社にかかってくる電話は全て携帯に転送し携帯で出れるようにしただけではなく、電話アプリを使うことで携帯からの発信も会社の番号になり、他の社員に内線までかけることが出来ます。
もちろん自分音携帯にも内線番号が割り当てられるので、オフィスで私宛の電話を出たスタッフが携帯に転送することが出来るのです。
仕事で使うシステムとメールもネット上のものなので、どのパソコンからでもURLとID・PASSさえわかれば家でも全く同じ仕事が出来るわけです。
オフィス組とチャットで繋がり不明点はお客さんと電話しながらチャットで確認することもできるためテレワークになっても不便なく仕事をすることが出来ました。
携帯電話での着信はオフィスの電話よりも遅く、オフィスの電話が2,3コールなった時にやっとなり始めるので自分が出たときにはオフィス組に電話とられているか、お客様に4コールくらい待っていただくくらいは普段の仕事とは違ううところがあります。
導入後に感じたメリットとデメリット
旅行手続き業務の仕事に関しては家でもオフィスに居たときと全く変わらずにこなすことが出来ます。
電話やメールでくる問い合わせを1件1件こなしていくんですが、家にいるという事で自分の部屋もないのでオフィスに座っているときとはやはり違います。
最初はデスクをソファーにくっつけてソファーに座りながらやるのですが正面にはテレビがあり、家にいると家のことが気になって掃除をしてみたりいろいろ動いてしまいます。
でも、いつ電話が鳴るかわからないから料理などパソコンから離れての作業は出来ないのでテレビでニュースをかけ 電話が鳴ればミュートにして対応していました。
そんな中で私が感じたテレワークのメリットですが、朝ゆっくりできる事です。
9時半からの業務であれば最低でも9時前には家を出て通勤しないといけないのですがテレワーク中は外に出る用事もないので9時過ぎに起床し、洗顔 歯磨きをこなして気持ちの切り替えができます。
また、仕事モードにするために制服に着替えてパソコンの前に9:25には座ります。
いつもよりゆったりとした時間を過ごすことが出来るのと、朝ごはんもゆっくり食べることが出来るのがメリットです。
デメリットは、オフィスと全く同じ環境で仕事をこなせたとしても、自宅にいると誘惑が多くテレビ マンガ 掃除 洗濯脱線することが容易い状況なので集中力が落ちます。
自分がさぼるとオフィスにいる相方に迷惑がかかる(相方ばかり電話やメール処理しないといけない)と思うと仕事する気にはなりますがやる気は半減するのがデメリットです。
仕事の全てをテレワーク化する際に重要な事
何度もテレワークを行った私が思うのは、仕事のスペースを作り「これから仕事だ!」と気持ちを切り替えることが重要だという事です。
自分の部屋はないので、お布団を敷いて寝ている狭い寝室を作業場と決めました。
朝起きたら布団をたたみ折り畳みのデスクと椅子を用意 テレビもない環境を作りました。
しっかり服に着替えたらその部屋に籠るんです、コーヒーを入れたりランチ休憩トイレ以外は基本はその部屋で過ごすことで今は仕事中なんだと私の中でも気持ちが脱線することも無くなりました。
現在はコロナウィルスの影響で旅行業界は大ダメージを受け、月の半分を休みに会社が決定しました。
私も平日は 休み出勤 休み出勤を繰り返して、相方と交互に出勤している状態です。
現状はオフィスワークを行っている部署もありますが、私の部署はしていないのですが大阪がいつロックダウンされるかわからない毎日なのでいつ、国から出勤できないと言われてもいいように家をオフィスに変える準備は整えています。
ネット上で仕事が出来るというのはテレワークにおいてもっとも重要な事だと改めて実感しました。
一定のパソコンからしか作業できないような仕事や、手元に資料がないと出来ない仕事だとなかなか難しいと思いますが
私なんかはこれを機にネット上で出来る仕事が増えて行けばいいなと思うのと、はやくコロナが収まり旅行業界が復活し毎日オフィスに出勤できるようになってほしいと願うばかりです。
旅行を楽しみにしている人も多いと思うので私たちも現場でできることから改善していきたいです。