私は埼玉県に住む36歳の女性です。実家に母と暮らしています。年収は300万円ほどで、英語教育の事務関係の仕事をしています。
具体的な仕事内容としては、英会話のオンラインレッスンの講師のサポートをしています。
講師は海外にいるため、ビデオ通話のような形で現地と回線を繋いで、時に英語を使ってトレーニングなどをしています。
【 一日のスケジュール 】
- 朝8時頃に起床(たまにそれよりも早く起きる場合もあり)。
- 9時頃まで朝食、身支度を整える。外出着に着替える。
- 9時過ぎに業務開始。
- 午前中は事務処理をひたすら行う。
- 12時過ぎ頃から昼食。今まで通勤している時も自分でお弁当を作っていたので、同じような内容の食事をとる。
- 13時過ぎから仕事再開。事務仕事の続きを行う。
- ⒖時頃、海外とオンラインでつないでトレーニングする場合あり。
18時頃、業務終了。
英会話スクールでテレワークが進むまでの流れ
今回のコロナウィルスが、まだ今ほど蔓延していなかった3月下旬までは、普通に通勤していました。
社内でもコロナウィルスは怖いという話しのみにとどまっていました。
3月下旬になり外出自粛が強まってきた頃からテレワークが可能かという話しが持ち上がってきました。
関係会社先の外国の自粛やロックダウンの状況もあり、リーダーたちによりまずは仕事がどれだけ変わりなくできるか、どこを変えなくてはいけないのかを調査、確認しました。
会社からのアナウンスは、最初は「環境が整っていて同じ質の仕事が出来るのならテレワークしてもよい。」というものから「なるべくテレワークするように」その後「出来る限りテレワークをするように」、とテレワークへの強制力が強くなっていきました。
我々も現地の出来る範囲内での仕事に合わせ、こちらもテレワークでの仕事を再開していきました。仕事内容が今までもオンラインで繋いでするものだったため、家からでもPC周辺の環境が整ってさえすれば、変わりなく同じ内容が出来るだろうという判断でした。
会社にあるPCを使用したかったのですが、個人情報保護の関係で使う事は許されず、自分の家のPCなどを使う事となりました。ですのでまずは、ちゃんと機能するか、回線環境は問題ないか、の確認から徐々にはじめました。
家からのPCだと会社のPCではなんなくは入れていた社内共有フォルダにも入れないため、また、個人情報保護の観点から、ファイルを送る時にはメールに添付する事はせずに、BOXなどを利用しています。
実際の作業環境は以下の通り
作業部屋(今まで自分の部屋として使っていた部屋を使っています。以下は会社から支給されたものと個人で用意したものです。
- デスク、椅子、座布団、モニター、キーボード(もしくはノートパソコン)
- Webカメラ、マイク付きヘッドホン、マウス、ACコード
- 自宅Wi-Fiルーター(もしくはLANケーブル)
- 外付けハードディスク(家のPCの容量強化)
- グループウェアやチャットなどのコミュニケーションツール
- 会社で利用が承認されているWeb会議システム
- 会社用スマートフォン
- 筆記用具、電源タップ、延長コード、PC用メガネ
- のぞき見防止フィルム、スピーカー、書類などが置ける棚、目薬。
仕事となるときちんとした環境を用意する必要がありました。
完全在宅ワーク化のメリット・デメリット
メリットとしては、まず時間を自分の好きなように使える事です。
成果を出せば、そこまで監視されているわけではないので、何時に起きようが、いつ休憩しようが、いつ業務を終えるか自分次第な部分なところは気持ち的に楽です。
また、通勤時間がない事もあげられます。
通勤している時間も仕事に充てられますし、体力も温存できます。また家族との時間も増やせる事もあげられます。
コロナウィルスが蔓延し、買い物は家族の中から1人と叫ばれているなか、体力や免疫がある私が、家族を代表して好きな時間に買い物に行く事ができます。
また、ずっと家の中にいるので、この時期強くなっていく紫外線を浴びなくてすむ、化粧をしなくて済みお肌によい、という事も女性の私にとってはメリットです。
デメリットとしては、メリハリがなくなる事です。
平日はなるべく通勤時と同じリズムや環境で部屋にこもって生活する事で、精神的にも体力的にも健康でいる事ができますが、逆に土日の使い方がとても難しく感じます。
外出自粛がさけばれるなか、外に出ずにどうしたら、平日と差を付けて過ごせるのか、平日に集中するためには、同じ家の中という環境で何をすればいいのかとても迷います。
朝遅く起きてみたり、映画を観たり、料理をしてみたり、カラオケをしてみたり、色々試していますが、果たして自分がちゃんと休めているのか、リフレッシュできているのかが疑問です。
身体を動かし切れていない事で、体力が有り余っているせいか、なかなか寝付けない事もあります。
コロナ後に英会話業界はどう変化するか?
もし今後も英会話業界でテレワークが一般的になるようだったら、余計な費用の削減になると思います。
例えばコミュニケーション手段も「オンラインでのチャット」や「テレビ会議(テレカン)」に切り替わっていくのだと思います。
ですので、社員採用のシステムも変化していくと思います。
例えば、面接の場合、実際に会って話しをして、というのがこれまで一般的でした。しかしこれからは「面接はテレビ会議でおこなう」方法も一般的になってくるのかと思います。
また、例えば会社での部会も、決まったタイミングで課や部で集まってミーティングをしていましたが、実際にその場にいる人とテレビ会議で参加する人が混在している中で行うなんていう事も一般的になっていくのかなと思います。
ですので、オフィスと呼ばれるもの自体が不要になるか、もしくはそんなに広いスペースは要らなくなってくるのかなと思います。
全従業員が必ず出社するようなスペースは不要になるのかなと思います。また時給換算の制度もなくなるのかなと思います。
実働の時間を監視しにくくなるのかなと思うので、業務委託が一般的な受注方法になるのかなと思います。またよりペーパーレスが主流になっていくのかなと思います。
距離が離れていると実際に書類でのやりとりが難しくなるため、PCないでメモを取るなどよりデジタル化していくのだと思います。
それらに伴い、できる事や必要最低限な作業、人員が見えやすくなるのかと思います。
今まで会社にいれば一生安泰と考えていたサラリーマンや、年配のサラリーマンたちも、会社が実力主義となる事で淘汰されていくのだと思います。
これは本当に怖いことです。
今から実力をつけていかなければぱっと雇ってパット切るようなことが生まれてくるかもしれません。