コロナでテレビ業界もテレワーク化!実態とその感想を現場務めの26歳が語ります

東京在住の26歳男性です。

都内の西側の住宅街に住んでいるため、通勤する時にはJRからメトロを利用するためとても混雑しております。

 

未婚で恋人と同棲をして2人暮らしです。

 

年収は360万でテレビ局の制作スタッフをしております。

 

素材集めから取材の段取り、編集作業を主に行っております。毎回の放送に多方面の業種の方が絡むので、短時間の会議がとても沢山あります。

 

【 実際のテレワークの仕事内容 】

 

  • 放送日以外はフレックスです。
  • (随時) 編集作業
  • (随時) グループLINEで作業の進捗の報告と、打ち合わせ時間の相談
  • (随時) 必要な素材のリストアップ→必要に応じて誰かがまとめて調達に行きます。
  • 〈放送日前夜〉
  • 22:00-16:00本編編集
  • 17:00-22:00 MA(音響調整やNAなど)
  • 23:00-24:00 出演者事前打ち合わせ
  • 00:20-00:50 放送
  • 00:50-01:50 片付け・翌週の打ち合わせ

 

1日はこのように流れていきます。

 

テレビの仕事をテレワーク化して苦労したこと

 

今はテレビ局でスポーツ番組の制作をしております。

 

コロナの影響でスポーツの大会やリーグは世界的に中止になっておりますが、番組は続くため 企画を出し合うことでとても苦労しております。

 

テレワークに関して最初は簡単な対応でした。

簡単な会議はビデオチャットやグループLINEで完結させ、大きな会議は出席人員を絞っての開催でした。

会議の時間も短縮を試みましたが、新しいスポーツ素材はとても少なく、密着取材も難しいことから難航し会議は長くなることがおおかったです。

特別急いだ作業のない人が在宅での仕事になり、出勤日数を減らしてとの対応でした。

しかし、社内で5名ほどコロナに感染し、本社が締切になった時にやむなく在宅&有料編集所を使用しての作業になりました。

 

この時に、チーム長が遠隔反対派で「リモートなんて絶対成立しない」と断言していた方だったのですが「意外と成り立つもんだな」という認識になり、これ以降本社が再稼働してからもリモートがメインになりました。

 

それから、いかに出社せずに在宅で完結させるか ということに注力するようになりました。

 

新規の素材に関しては、それぞれがチームの広報や事務所に連絡を取り スマホで撮影していただいた素材をディレクターが直接受け取りました。

過去の試合の素材などがどうしても必要な場合に限りリストアップし、まとめて局のライブラリーから出庫してクラウドで共有しております。

 

放送する時はさすがに出社が必要ですが、2チームに分けて隔週で対応しております。

 

テレワークの環境づくりとして用意したもの

 

テレワークにあたり、通信速度の早いネット環境がどうしても必要になるのですが、wifiは幸いにも全員家に環境があったのでそのまま利用し、データ共有用にクラウドサービスを新たに契約しました。

会社で作業する時は、有線で共有されるローカルサーバーで作業していますが、それをクラウドでの共有になったのでDLなどに時間を要する事もあります。

 

1回の共有が500GB単位なので。

 

パソコンは手持ちのパソコンを使う人もいれば、会社のパソコンを持ち帰る人もいます。

作業部屋は各々の自宅でやっています。

 

会議は基本的にLINEで行っております。

 

私は参加しておりませんが、対面の打ち合わせなども たくさんの人が出入りする本社の会議室ではなく 参加者達が都合のいい外部の会議室で行っております。

 

テレワーク化で感じたメリットは不要な会議の中止

メリットを大きく感じることは多く通勤時間がなるなることから、24時間の中で作業に使える時間がとても増えました。

不必要だと思われる会議が今回の件を機に中止にされていったことも 時間的拘束がなくなりストレスが減りました。

会議がLINEで常時の打ち合わせのようになったため、アイディアの数もとても沢山出てくるようになりました。

 

他にも、誰かの作業が完了しないと自分の仕事を始められないため その作業待ちの時間がどうしても発生していたのですが、テレワークになったため その待ち時間を私生活へと有効活用出来るようになりました。

 

通勤しないメリットは沢山ある。

 

特に東京など 人が密集しているところでのテレワークのメリットは多いです。マスコミ業界でも裏方の多くはリモートやテレワークでかなり仕事ができることが分かりました。

以下は日々感じているものです。

1⃣通勤しなくて良い

・満員電車のストレスからの解放
・同じ労働時間でも拘束時間を短くできる
・会社から労働者への交通費支給が減る

などのメリットがあります。

2⃣オフィス維持費が安くなる

これも既に取り入れている会社は多いですが、例えば100人の従業員がいる会社ですが、テレワークメインで稼働する場合100人分の席はいらないので 会社の規模に対してかなり小さいオフィスでの運営が可能になります。

都内では特にオフィスの維持費を削減して クラウドや貸会議室の利用などに充てた方が経費は安くなりESも高まることがあります。

3⃣嫌でも最低限のスキルがつく

これは特に上層部の人に多いと感じますが、PCや新しい機材やソフトなどのスキルを新しく習得せずに部下に丸投げすることがテレワークだと難しくなります。

もちろん最初は作業の仕方など沢山聞かれますが、周りに自分しかいない以上自分でしっかりやってくれるようになるので、作業効率はかなり良くなります。

なにより、仕事を振られなくなる事が大きいのではなく、上司が一つ一つの仕事に必要なカロリーをしっかり把握してくるので、より的確な指示を全体に与えてくれるようになりました。

前の項目にもありますが、デメリットももちろん沢山あります。

ただ、そのほとんどはシステムを変えたり導入することで解決出来る内容です。

私はテレワークが進み、より全員が効率よく仕事をでき効率よく自分の時間を確保出来る社会になることを期待しています。

 

 

テレワーク化で感じたデメリットはデータ制限

デメリットももちろんあり1番のデメリットはデータの共有です。

 

今までであれば仕事のフローは下記の通り。

  1. 欲しいデータを見つける
  2. 権限を持つ方に承認を得る
  3. ライブラリーから出庫する
  4. 編集用のデータに変換する
  5. チームのローカルサーバーにコピーして共有する

 

という手順なのですが、②権限を持つ人に承認を得るの部分で、権限を持つ人がテレワークで会社にいないことも多いので、事前に出社日を確認してアポを取ることが必要になりました。

 

この時点で通常であれば最短5分程度で終わる作業に3~7日の時間を要します。

次に③ライブラリーから出庫するの工程も、ライブラリーの担当者も少ない人員で作業するため時間がかかります。

そして、⑤チームのローカルサーバーにアップロードするの作業が 現在はチームのクラウドサーバーにアップロードする になっているため通常であれば30分程度のところが数時間単位で時間がかかります。

ちなみに、1回のアップロードする量はおよそ500GB~3TB程です。

 

今後TV業界はテレワークでどう変わっていくのか?

今までは独占していたTV番組がコロナの影響で取材もできず、オンライン化しているので、ある意味やっていることはユーチューバーと変わらない仕事になっています。

 

そうなると一部のTV番組は本当にオンライン化してネット配信が増えていくのだと思います。それに合わせてスタッフの増減もあり、機材関係・照明・ファッションなどの仕事はかなり減っていくと思われます。

 

また同時にイベント自粛も当分続くので、大打撃は避けられません。今回のテレワークで内部の仕事に関してはかなりカバーできることが分かりましたが、コンテンツに関しては課題が山積みです。

 

今こそ変革の時です!個人のスキルを身につけ、今後のために準備しなければならないと心から思っています。

 

 


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コメント一覧
  1. 山口和明 より:

    はじめまして、ランキングから来ました。

    テレワーク、テレワークと言われる昨今、テレビ局の制作でテレワークってどんなだろうと
    興味を持ち、記事を読ませていただきました。

    やればできるものなんですね。もちろんまだまだ課題やデメリットもあるようですが、メリットも
    有り。いらん会議を減らせるのはいいですね。

    僕は製造現場勤務なのでテレワークは無理だと思いますが、コロナを機に勤務体系もだいぶ
    変わってきそうですね。

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